- 感情的に怒り出す上司が怖い…
- どうしていつも感情的に怒り出すんだろう
- 感情的に怒り出す上司は一体何を考えているの?
大声で相手を罵倒して精神的に追い込む上司、これは立派なパワハラにあたります。感情的に怒られると萎縮してしまって本来できていた仕事もできません。
この記事では、感情的に怒る人の特徴とその対応策をお伝えしていきます。これを読めば、感情的に怒り出す上司の特徴がわかりどう対応すればいいのかが明確にわかります。
感情的に怒り出す上司は、ストレスを抱え込んでいることが多いです。ストレスを抱えている状態だと、少しのことでカッとなり感情的に怒ってしまいます。こういう相手には感情的にならず、冷静に対応するようにしましょう。
感情的に怒り出すパワハラ上司の特徴6選
感情的に怒り出す上司にも理由があるはずです。上司の特徴を知ることで、受け取り側の対応も変わってくるはずです。
感情的に怒り出す上司の特徴をまとめました。
- 怒りの感情をコントロールできない
- 常にストレスを抱えている
- 部下のことを見下している
- 共感性がない
- せっかちである
- 環境を変えてみる
怒りの感情をコントロールできない
1つ目は、自分の怒りの感情をコントロールできない人です。
普通はイラっとした時でも、ぐっとこらえて冷静に対応するのが大人です。ですが怒りの感情をコントロールできないとちょっとイラッとしたことでも感情的に怒鳴り始めます。
- 『こんなこともできないなんて頭が悪すぎだ!』
- 『お前は暗いから契約が取れないんだ!』
- 『お前みたいなやつは有給を使う資格はないぞ!』
感情をコントロールできないと、カッとなり頭で整理する前に発言してしまうため、相手の人格を否定する発言をしてしまいやすいです。
常にストレスを抱えている
次に、常にストレスを抱えている人です。
職場や家庭での不満を溜め込み、それを上手く発散できない人は、常に怒りのボルテージが高い状態になってしまいます。そうなると、職場での少しの苛立ちで爆発してしまうのです。
日頃のストレスの蓄積が原因でむしゃくしゃし、直接関係のない相手に当たってしまうのが特徴です。
職場以外でストレスを上手く発散出来ないがために、職場の人間に八つ当たりすることで発散してしまう悪循環を起こしているのです。
部下のことを見下している
3つ目は部下のことを見下している人です。
このタイプは、自分には言い返すことが出来ないと分かっている立場の弱い相手をターゲットにして怒りをぶちまけます。また、人を見下す人は基本的にプライドが高い人に多いです。自分のプライドを傷つけられると全ての責任を相手に押し付けて怒り出します。
人の上に立つことが好きなこのタイプは、相手より自分の方が上だとアピールするために立場の弱い部下のミスを見つけては必要以上に見下し、罵るのです。
自分が上であるとアピールしたいがために周りを振り回すことができるのは、人を見下しているからなのです。自分が一番であることが好きなこのタイプは、仕事が出来る人も多く、残念ながら上司という立場の人間に多くみられます。
共感性がない
次に、共感性がない人です。
あなたの上司に、正論で怒ってくる人はいませんか?正論だと分かってはいるものの、指摘されるとイラっとする。これは上司に共感性がないからおこる現象なのです。
- 『正論だからゆえに言い返すことが出来ない…』
- 『こちらにだって言い分はあるのに…』
- 『もう少し相手を想った言い方出来ないのかな…』
いくら頑張っても思うように結果が出せなくて悩んでいる時や、仕事に追われていっぱいいっぱいになっている時ってありますよね。そんな時に共感性のない上司は結果だけを見て怒ります。共感性がなく、相手の気持ちを考えようとしないので、ストレートに発言してしまいます。
せっかちである
最後はせっかちですぐにイライラしてしまうタイプの上司です。
せっかちな性格の上司は、計画的に無駄のないように仕事に取り組みます。部下の非効率な行動を見るとイラっとし、怒ってしまうことが多くなります。
人は、自分の思い通りにならない時にイライラを感じます。とくにせっかちな人からすれば”話すスピードが遅い””無駄な作業をしている”といった部下を見てはカッとなってしまうのです。
せっかちな人は、自分も常に急いでいますが、相手にも急ぐことを求めます。そのため、身近にいる部下が思うように動かないとイライラするタイミングが多くなるのでしょう。
感情的に怒るパワハラ上司の対応策5選
感情的に怒ってくる上司の言葉を鵜呑みにして落ち込んでしまったり、または反論なんてするのはNG行為です。こういう相手への対応は冷静さがポイントになります。
具体的な対処法を4つお伝えしていきます。
- 謝っておく
- どんな時に怒りやすいのか観察してみる
- 録音する
- 相談する
- 環境を変える
謝っておく
1つ目は、とりあえず謝っておくことです。
感情的に怒っている上司の話が終わるのを冷静に待ち、最後に一言「すみませんでした」というだけです。
”こんな仕事も出来ないなんて頭が悪すぎる”など、怒りの感情に任せて人格を否定する様な言葉で怒る上司に対して効果的です。
感情に任せて人格を否定する様な怒り方をするのは、立派なパワハラ行為にあたります。そんな上司の言葉は聞く価値もありません。こちらが毅然とした態度で冷静に対応し、感情むき出しで怒っている上司を心の中で馬鹿にしてやりましょう。
最後に一言謝っておけば話もすぐ終わります。そんなあなたの対応に周りの人たちも、味方になってくれるはずです。
どんな時に怒りやすいのか観察してみる
次は、感情的に怒り出す上司の観察をしてみることです。
どういった事で怒り出すのかを把握することで、少しは上司の怒りをおさえられるかもしれません。
怒りっぽい上司は自分に自信がある人が多いです。そのため自分の言ったやり方じゃない方法で部下が仕事をしていたりすると、自分が否定された気分になり怒り出すことがあります。
上司の性格や、日頃の行動から自分に何を求めているのかを知ることで、上司が感情的に怒り出すことを少し減らせるかもしれません。
録音する
感情的に怒る上司を録音しておきましょう。
録音しておくことで、何かあった時の証拠にもなります。冷静になった時に聞き返すこともできます。あとで本当に自分が悪いのか上司がただ感情的になって怒っているのかを確認できます。
感情的なパワハラ上司の証拠を握っている、何かあった時に反撃できる、というのは持っておくだけでもいざという時の心の支えになってくれます。
相談する
上の上司や同僚、会社以外の友達などに相談してみましょう。
感情的に怒鳴られると、何か正しいのか自分が悪かったのか冷静な判断ができません。なので周りの人に一度今の現状を相談してみましょう。相談することで周りの意見を聞けますし環境を変えてくれる可能性もあります。
この時に注意してほしいのは、あまり上司の味方になる人の意見は聞かないほうがいいです。感情的に怒鳴る上司の意見がどんなに正しかったとしても上司としては失格なのであなたの味方になってくれる人の意見だけを聞くようにしましょう。
誰かに話すことで楽になることもありますので、自分一人で抱え込まずに親しい友達や家族などに悩みを打ち明けて話すようにしてみましょう。
環境を変える
最後に上司は簡単に変えられます。環境を変えましょう。
感情的にすぐに怒鳴る上司がいる環境でいい仕事ができるはずがありません。このような上司はずっと感情的に怒鳴って物事をどうにかしてきた人なので簡単には変わりません。上司ガチャに完全にハズレを引いた状態です。
こんな上司のために、あなたが犠牲になる必要はありません。
感情的に怒る上司にストレスを感じ、どうすることも出来なくなった場合、自分の身体や心が壊れてしまう前に思い切って仕事を変えましょう。
感情的に怒るパワハラ上司には冷静な対応をしよう
感情的に怒り出す上司にもさまざまな特徴がありますが、共通点のひとつに、きちんと頭の中で整理する前に言葉を発しているという点があります。このような言葉をいちいち真剣に受け止めていると、こちらが疲れてしまうだけです。
”感情的に怒鳴ることでしか人を怒れない無能な上司だ”と心の中で思い、冷静な対応を心がけましょう。